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八十才セールの余禄

【80才セール】盛況でした
新しき出会い 旧き佳き出会い
さまざまな出会いに恵まれて 倖せでした

ごくごく ご近所の 昭和時代のお得意様
ほぼ毎日店の前を通るのが
店主の姿を見かけない
「ずーっと療養中と思い込んでたの」
「知らない方ばかりがお店番や
ウィンド飾りをしてらして」
「良かったぁ お元気そう!」と
早口でお話が続いた
「あの頃お宅のウィンド
飾りつけ楽しみだったのょ」
「お宅のウインドが 季節を告げたり
ロマンを語っていたり、、してたでしょ」と
ホロリとする おほめを頂いた

近郊から2時間かけて 旧知のお得意様の
後継ぎの方 かってお出入りの頃
学生だったが 日焼して
貫録のご年配になられた 奥様御同伴でご来店
懐旧談に華が咲いた 

近郊のその町は 降り立つ駅ホームから
丘陵が遥かに遠望出来た その駅直近に
畑2町歩(3千坪)を所有の
篤農家の先代さんが
「平澤さん 折り入っての相談だが」と
切り出された 
昭和40年代初頭だった
「近頃ドロ(地所)がどんどん上って
家ントコを丸ごと月50万で貸してくれって
言うだが どう思う」聞かれた
即座に私は『お止めなさい』とお答えをした
「どうして ダメかネ」といぶかる先代さんに
若く生意気だった私は 自説を展開した
『ご主人には軽トラが似合います
働かぬ月50万は大金の様でスグ消えます』
『今にご子息が免許取ってースカィラィン
買ってーと言われても サニーにしろとは
言えなくなります、、』
「ふーん」と うなずく先代さん
「そうだぃなぁ」~と 奥さんも同意された

そして その後バブル到来
坪価5百万~6百万に高騰
狂奔する不動産屋ヤクザ連れと
応対の先代さんに同席
ヤクザと渡り合った私は
ナントモ ワカク ナマイキではあった

「その頃 お車代も謝礼も固辞された
平澤さんを覚えています」
「今日は 亡きおふくろのすすめでの
買い物です」
「役所を辞め 今は農業です」と言われて
私は胸一杯の 熱い思いに包まれた

ふらりと スカジャンと長袖ロァアロハを
見に来られたカップル
「きものは?」「お二階です」
折よく 二階展示室に居合わせた私に
バトンタッチ
「着物全然知らないんデス」の男性に
初手からご説明『晴れ着 お洒落着 普段着』
さらにTPOを婚礼に例えた
結婚式に黒紋付 御結納に羽織袴
結婚申込みに、、と話が及ぶと
彼女の目が爛々と輝いた
「お付合い長いんですけど
ウチへは未だ挨拶に来てないんです!」
常にお節介な私
『イケマセン男たる者』
『ハヤク着物着てキチント挨拶に
イキナサイ』!!

衆議一決→今月はお彼岸月だから
4月初め仕立上りの着物着て
結婚申込みにと決った
「着物の着付けと一緒に 挨拶の言葉と
所作も教えてクダサイ」との事だ
よっしゃ
◎頼まれれば越後から米搗きにデアル◎
性分のオセッカイ虫もだが 浮き浮きと
私は 心が弾む
【八十才セールの余禄】とでも言うべきだろう

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