松本復興相
松本復興相が 暴言事件で辞職した
暴言! 暴言!と 騒ぐメディァと
国民の方が ヨッポど暴騒族?だったと
私は考えている
松本龍氏の言
確かに言葉遣がやや粗雑だった
だが 暴言!!暴言!!と騒ぎ立てる事由は
ない
ヒステリックなコメンテーターや
その受売り専門の無脳力者には
是非とも じっくり聞かせたい
正鵠があった
衝くべきを衝いていたと私は思っていた
宮城県知事面談事件では
私は松本氏側に肩を持つ
言うまでも無いが その当日は
《宮城県知事》が
県民被災者全員の胸中にある
「痛苦」「悲哀」「苛立ち」
その全てを代弁して国政担当代表の
松本復興相に訴えるべく
言わば 絶好の機会だった筈である と
すればだ
知事には〔松本復興相を〕
今や遅しと待ち構える位の
切迫した気迫が 絶対必須の条件である
『ソレナノニ 知事の方が遅れての入室は
ナイダロょ』と私は考えるノダ
伝えられる宮城県側の弁明=
知事の入室が 約束の定時だったと
してもである
遠来の人が 先に入室をしていたら
まず丁重に ねぎらいの言葉を
発すべきが 礼儀ではないか
それ無しに いきなり握手を求める
無作法は
『ワタシャ大キライ!
ワタシでも腹を立てる』
宮城県知事が 漁港の集約化
特区を思考しているのを
漁民の方々の多くは 反対だとも聞く
集約・規模拡大・大資本流入・の危惧が
漁師の人々にはあるのだろう
海の男の「自立・独立」の気風と
気概とを損ねては
復興への道筋に 相反するのではないか
「コンセンサスを得ろョ」との
松本氏の言はコイズミ構造改革に似た
失敗の 二の舞をも防ぐ
大切な大事な助言だと
私は考えるが 如何だろうか
―「九州の人間だから何処の市だか
判らない」
「知恵を絞れ 知恵の無いのに
金を出さない」―
壊滅した三陸鉄道
かって国鉄山田線時代
私はこの三陸沿岸の人情風土が好きで
毎年旅をした
田老へ行った 大船渡へも寄ったが
そこかしこで 微妙にしかし間然と
人情風土が異なっていた
東京育ちの私が『東北』と
ひとくくりするカテゴリーでは
律し切れぬものを
随所で痛感したものだ
今回の大津波を当時は
想像だに出来無かったが
それでも何百年前からの
語り継がれた恐怖の津波談義を
古老から語り聞かされた
津波の怖さを知り 津波への
恐怖の想いを抱え それでもなお
その津波が襲来するであろう地に
繰り返し住み続け暮らして来た「人」とは
「人間」とは何なのか
アイディンティティとかDNAとの
言切りでは片付けられない
何かがあるとしか思えない
高台への集団移転
それだけでは解決付かぬ 「何か」にも
知恵を絞らなければ 悔いが千載に
残るだろう
松本氏は言った
「被災地で 地獄も見た 奇跡も見た」 と
この言葉に私は胸溢れて涙したものだ
敢えて蛇足を言おう
3.11大震災後 今まさに乱世である
時として 言葉足らずの荒武者をも
使いこなす度量が
リーダーに求められているのだ
今 将に リーダーとは 国民である と
私は考える が 如何だろうか
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