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2008年4月

追憶 ~ 梅宮辰夫氏 ~

上野不忍池 池畔の桜並木が満開だった
そよ風に舞う 花吹雪のもとを
そぞろ歩きの花見の人出も 多かった
真向かいの-東天紅-で 3月28日に
俳優 「山田真二さんを偲ぶ会」が開かれた
少年のころからの親友だった
今は亡き山田真二を偲ぶ会
私にはいささかに切なく
しかしほっと安堵のひと区切りでもあった

一世を風靡した「哀愁の街に霧が降る」を
歌った 俳優山田真二を偲ぶに 相応しく
雪村いずみさん、梅宮辰夫さん
吉田正夫人 懐かしく
錚々たるメンバーが ご出席だった

記憶というのは危ういものだ 

梅宮辰夫さんが
「何十年か前 (山田)真二さんと
ガスタンクの上で 格闘シーンが
ありまして~」との
テーブルスピーチを聞きながら
私の頭の中でパチパチと甦る記憶があった
東京練馬に かって東映映画大泉撮影所が
あった 

そのほど近い国道沿いの広大な敷地に
巨大なガスタンクが並んで
一種名所になっていた 
そこでのロケーションが東映映画に出演した
山田真二と梅宮さん撮影のカラミという
話なのだ

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当時映画会社は 松竹 東宝 大映 東映
日活の六社あって
それぞれ異なる社風で競う
日本映画全盛期と言える時代だった

甘い二枚目スターとして松竹からデビュー
東宝で売り出した山田真二は
若干 東映映画に
違和感と悩みがあったらしく
撮影現場の彼から長い電話がかかって来て
私は大泉撮影所へ出かけ彼の話相手になり
お茶をして居合わせた相手役
若手の俳優さんを紹介されたものだ

茫漠とした記憶の向うから
パチパチパチと あの若手俳優が
梅宮さんだと思い出がつながった
「イイと思うょ」とその時の梅宮さんを評した
山田真二の言葉を私が伝えたら 梅宮さんは
目を細め遠くを見つめるようにして
「何十年 昔になりますか」 と
感慨深い面持ちだった

時は 記憶を美しく甦らせる と言う    
甘いマスク翳りある二枚目 山田真二
野生味ある若手二枚目 梅宮辰夫

文字通り映画のワンシーンのように
お茶をしていた二人のスターの『 あの日 』
往時がはからずも 思い起こされた

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