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2005年7月

後の祭り

台風前のけだるい朝である
窓越しに見る 子猫の額のような
ワガ家の庭とも呼べぬ空間の植木が
一斉にうなだれている
「お客さんですよー」で 戦闘開始!
何故か 今日は男性のお客様が
主流であった

トップにTさん  白絣の浴衣をご納品
角帯を ご当人もあるじも 迷いながら
白献上に決定した
二階で着付けをして差し上げる
お若い 華奢なお体に抜群にお似合いで
呉服屋冥利である
お仕事が刺青の彫り師さんと聞いて
話が弾む
見送る後姿も ホレボレとカッコイイ

Oさん 1時間以上の乗り物を
乗り継いでの ご来店である
先日は ピシャリと決まったスーツ姿が
本日は ストライプのTシャツ
これまた似合う渋い中年紳士である
薩摩浴衣本染めをご納品
渋い紬の角帯を お買上げいただいた
立て混むお客様の合間をぬってお話を伺う…
お仕事が学校の先生…で
ちょっとびっくりしながら
なるほどと合点がいった…
また お出かけ下さると言う
楽しみである

お若いカップルお二人
あるじをテレビ放送でご覧になって
二度目のご来店
角帯の締め方をお教えする
「カンタンですから5分間だけお教えします
5分間以上は罰金5万円」と申し上げる
彼女に 囃し立てられて 彼氏が焦るという
バージョンである
彼女が 秒読みまで始めた
正確に締められる様になる迄に
十五分程かかった
帰りがけに「ペナルティ5万円の内金です」
と言って千円を下さった
「トンデモナイ トンデモナイ
ジョークですから」と千円をお返しした

引き続きお若いご夫婦のYさん
ヤングマンのSさんなど
角帯の締め方コーチは 本日七人様だった

(アノ千円は頂いておいて)
何かで御返礼をすれば 下町の商いの
心意気が 通じたのにと
反省しきり! 後の祭りとはこのことか!

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賞味期限切れの珈琲

珈琲は 『夜の如く黒く 恋の如く甘く
そして我がハートの如く熱く』が
美味しさの鉄則だ それが絶対だ
なのに マネージャーが「ダメ」だと言う
「朝から アイスクリームを食べて
熱いコーヒー飲んで トンデモナイ」と
強硬なクレームである

いいじゃないかと思う
どうせ ワタシャ賞味期限切れの身です
エスプレッソに ガバガバ砂糖を入れ
チリチリするホド熱いのを
飲みたいと言ったら
「お医者さんに聞きなさい」と言われた

聞けばロクな事はないだろう
まず あるはずが無い 
先日ノッピキならずで
胃カメラを飲んだら
{多発性胃潰瘍}
だと 診断された 
その際 ストレスに気をつけてと
告げられて ワタシ申し上げました
「先生 人間は ストレスが無いと
生きて行けないと思いますが?」

周囲の人間は またまた 馬鹿言ってーと
言いますが そうかナー
coffee

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願いは叶うことを知れょ

キラキラと耀き キラメキ沸き立つ
真夏日の入道雲が
切り取られたように真四角に
味の素スタジアムの 真上にあった
巨大なスクリーンに嵌め込んだような
自然の巧みな造形に 驚嘆だ
舞台は出来たゼ ヤッタゼッと
ときめきの思いは マジ実感だった

「浴衣着てサッカー観戦」
マッタクノ タンにタンナルオジサンの
3年前の 私の思いつきが
ぐんぐん 大きく育った結晶だ
「サッカー場に ゆかた姿4千人大集合」の
 『 夢 』実現だが
試合はサラニ 絵に描いたよう!!だった

ゆかた姿で応援のFC東京が
4―0の快勝とキタモンダ! 
ハーフタイムの豪勢な打ち上げ花火への
大歓声!
忘れられない夏の夜になりました

息子のような若者たち
娘のような可愛い子たちの浴衣姿が
さまになってきたりで
言うことなしの 夏の風物詩でした

いささかならずのハッパを込めて
後日 若い衆達に言ってやった
「願えば叶う」だ
オジサンミテミロ
チャッコイおじさん一人にでも 
さまざまな一期一会の方々が
お力を下さって
サクセスへの道が 生まれるのだ 
一生懸命になることはダサクない
汗をかくことの爽快さを 知れょ
念押しシトクゼ
スポーツじゃなくて
人間関係の汗だぜ・・・ と
2005soccer8

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線香花火

お客様は 神様である    
ただし 近頃 新興のヘンナ神様も 
お出でになる
お子様の 浴衣を お買いにみえて 
「幼稚園で一回着るだけ」
「この夏1回着るだけ 3年持つかしら」と 
しきりに 1回だけ1回だけを
呪文かオマジナイのように? 唱えるのである 
その折あるじは いつも こうモウシアゲルのだ
「浴衣をお買いになって 
夏1回しか着せないお母さんは タイマンですよ」

考えてもみてほしい
素手で家族の洗濯! 
冷凍食品もレンジも無かった時代のお母さんが
夕方になると タライで 子供に行水をさせて 
こざっぱりと 浴衣に お着替えをさせたものだ

あきないや しもたや ながや
どこの子も 例外なく
首に 真っ白なシッカロールをぬられ 
女の子は 鼻のアタマに一筋
白粉もどきの お化粧だったが
それは 一日の 終わりのけじめでもあった
そして線香花火が 子供たちの
夏の夕べの 定番だった

儚げに 夕闇に消える花火
ポトンと落ちる 真っ赤な火玉

一瞬の夢幻が 詩情が
子供心をかきたてていたものだ

その 追憶の世界を子供にプレゼント出来る人が
「おふくろさん」と呼ばれるお母さんなのだと思う

senko

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花は七色 紫陽花変わる

梅雨に濡れた紫陽花は 何とも詩的だ

二昔以上前 まだ人出のなかった北鎌倉の
明月院の石段両脇の アジサイや
箱根の杉木立の ほの暗いあたりに咲く
アジサイも風情があった

ところ変わって 房州小湊の奥にある 麻綿原は
なんとかいうお坊さんが 一念発起して荒れ山に
紫陽花を 1株ずつが毎日毎日植え続け、
麓から何十キロも歩いて 通い続けて
1千日目とかに 全山をアジサイで埋め尽くした
と聞いて とても私には出来ないことだと感嘆して
小湊のマンションから 歩いて見に行って
少なからず がっかり落胆したことがある
アジサイは 所詮「陰の花」である 
陽光燦々の 太平洋を臨む山には異様と言うべく
ふさわしくない

ところで私の第二の故郷
白馬村御宿かやぶき茶屋
その付近にも 近年 紫陽花が植えられた
紫陽花は 花持ちよく
花期が長いのが理由だそうだ
雄大な北アルプスに 似つかわしい花かどうかは
考えにいれなかったようだ
その上 植えた場所の地質が大変よいために
まるで大木の如く育ちすぎの紫陽花に
お目にかかる
何とも複雑な思いである
ajisai

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人は何のために生きるノ

I.N君60代半ばである
若かりし頃 I君は その時代の 青春トップスター
石原裕次郎と 背の高さ
脚の長さ 体のサイズが
全く同じであることが自慢であり
友人達の羨望の的でもあった

それから約半世紀 只今 I君のサイズは
前後左右に膨張し続けて
六本木で ハーレーを 乗り回し
モテモテだった面影は さらにない 
朝 小さな愛犬に 引きずられて?
散歩するのが唯一の運動だが
ここで毎朝天敵に 遭遇するそうだ

天敵は 揃いのジャージィを着た
ウォーキング ゴ夫婦
『I.Nさん一緒に歩きませんか
血圧にいいですよ!」
『I.Nさんご一緒に歩きませんか
体重が減りますよ!』
『I.Nさん 4チャンネルお昼の番組見ました?
健康にいいですよ!』

話しかける時も 足踏み継続のムカツク天敵の
無礼な態度と物言いに しびれを切らして
ある朝 天敵が 道路の横断で
足踏み中の後ろから
I.N君 声をかけたそうだ
「お急ぎだったら
タクシー呼んであげましょうか?」

次の朝からI.N君の姿を見ると 天敵は
右折か左折をするようになって
以来静かに 小犬に引きずられる散歩の時間が
I.N君に戻っているそうだ

『健康になるために 人生を生きる』
そんなヒト 多くなりましたnews4C

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梅雨と手拭

梅雨は シトシト クチナシの匂いが
かすかに漂うのが好きだが
今日は 梅雨とは名のみの
豪雨である
店は半休日 昼過ぎに 手拭二本を
お求めのお客様がおいでになった
「手拭の両はしは
ミシン縫いがよいですか」
との おたずねに 両はし縫うのはおかしい
手拭でなくフキンになりますと
お教えした後 お客様の疑問
何故、手拭を縫ってはおかしいか?
について長談義
論理的には無理でも
考証(?!)なら出来そうだ

<時代劇バージョン>
下駄の鼻緒を切らせた町娘に「アイヤお女中」と若侍が
手拭を切り裂き 鼻緒直して 恋 芽生えの
“段取りが出来なくなる”
剣で切り結んだ後の 血止めに 手拭切り裂いての
止血帯にもなるし
手拭で 姐さんかぶり 頬かぶり ドロボウかぶり
どれも 端が縫ってあっては 
野暮である etc ETC etc---

お客様は
「スイマセン わずかな買物で
楽しいお話を!」
と言ってお帰りだった

『手拭』については また 改めて 考えヨ!

tenugui

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ごあいさつ

知らざぁ言ってきかせゃしょう
クール ビズたぁ シャラクサイ
寒の如月 その頃に きものアロハを 思い付き
若い衆ともども ネットにて
披露目申しておりました

問われて名乗るも おこがましいが
生まれも 育ちも 東京で 呉服屋店主三代目
何故にか 信州白馬にて
古民家宿とペンションを
ヒトは二足と言うけれど 三足わらじ はいてます

問わず語りのあれやこれ
これからブログ続けます
ご退屈しのぎに『暇フロク』
いずれも様が ご贔屓に
きっとアクセス 下さるように
まずは 御目見得ご挨拶 隅から隅まで
ズ ズィーット キット御願い申します
aloha

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